2008年2月12日

昨日は渋谷にANATAKIKOUワンマンに行ってきました。
すごいひさしぶりだなぁと思ったらなんと、2006年の夏以来。
あああわたし本当に入院してから時が止まってたんだ…。
だってその間、CDも買ってなくて。
でも病室でけっこうANATAKIKOUを聴いていたのです。
とにかくとにかく「シンデレラ」が大好きなので。


ライブは2部構成。第1部はアコースティック。
リリーさんが亡くなって、お葬式での弔いライブなんだとか
そんな設定なんだそうだ。なので3人喪服。キター。かっこよいー!


第2部は、サポートのベースとキーボードが入ってのバンドスタイル。
服が変わっていたんだけど、なんなんですかね、
あのうさんくさい格好は。北ちゃまの緑色とか松浦さんの真赤なシャツとか。
(第2部の前に、くっだらない映像があったんだけど
北ちゃまがいかに緑色が好きで、目が三角かっていうのが流れてたの。)


まじめなのかふざけているのかそういう空気とか、
とにかくまぁやつらは変態だと大いに感じることができました。>褒め言葉。
やっぱワンマンだとめちゃくちゃ堪能できるからいいなー。
(PVが流れたり、オリジナルカクテルがあったり、
フリーペーパーも表紙飾ってたりと、とにかくスペシャルだったの)


第1部第2部、2回も歌った「かくれんぼう」が
鬼のようにかっこよかった。しぬかとおもった。えろいというかやらしい。
そしてさらにしぬかとおもった「シンデレラ」
「シンデレラ」というとてもピュアな、切ないストーリーと、景色と、
ANATAKIKOUという3人の強さと、響く歌声、息ができなくなった。
何度も何度も病室で聴いていたそれを生で聴けたってのと、
わたしの中で、こんなにもANATAKIKOUが根付いていたのか、とか
なんかみんなスパークしてしまった。


「線路からはずれたー 声を聞かせておくれよ」の
ここの「たー」からすぐサビに入るとこの松浦さんの息継ぎがたまらなかった。
(そんなマニアックなところ言ってもわからんてな…)


本編ラストの「MY GIRL」もすごいよかった。
ああいうなつかしキュン系が好きみたいだ。


なんつーんですかねー、
アコースティックだろうが、サポート入ろうが
ゆるぎない3人のトライアングルが、そしてその3人の距離感が
すごくすごく好きだ。で、わたし今回松浦さんの声と歌い方にツボった模様で。


帰りに買ってなかったCD買ってきましたよ。「レモンの涙」がイイ!
ちょっと当分ANATAKIKOUの波がおさまらないと思います。


入院して止まってたけど、けど、その間に熟成されたようだよ
わたしの「好き」は。

振り返り番外編。喫茶リリーの感想ですね。
今見ると若干せつなくもある感動だけれども。。。
でもこのときの、2年ぶりにANATAKIKOUをみたときの
自分の感想見て、率直なことを言っているなあって思った。
2004年からライブは見てて、でも、そのころは
普通に好きなバンドの1つっていう感じだったところ
ここでいきなり波が起こったわけです。
こっからあとはもう、ここのブログに
ずっと書き連ねているドキュメントなんだけど。


なんでこんなにはまったんだろう?って
よく考えるのですが
(ていうか、それを見つけるための振りかえりでした)
やっぱこの空白の2年、
自分の入院が大きかったんだと思います。
ぶっちゃけ、入院していたとき、
本当に具合が悪くなってくると
人間音楽を欲さなくなるっていうのが実感であって
(ひたすら痛さに耐えるしかないから、
感情がなくなってくるんです)
シンデレラを病室で聴いていたのは、8か月入院してた
初期のころと、退院する前くらいだったんだけど。
でもそれが逆に、退院してから
さまざまな価値観が変わって
音楽が聴ける喜び、ライブに行ける喜びを増す結果になった。
それはANATAKIKOUに限らずだけどね。
でも、なんか入院中も気になってたんだよなあANATAKIKOU
これはもうシンデレラでいう
「会えない時間がくれた魔法」と
思うことにします。とけるな魔法!


ということで、振り返り編はこれにて!
何かわかったような、わからないような、
でも、それでいいやって思いました。うん、それでいい。