名曲だらけのワンマンライブ

city_diving2009-02-24

2009年2月21日(土)
アナタキコウのマル秘プレミアムオーサカ』


午後5時の追随画/ヌルイ雨/レモンの涙/夜を突き抜けろ!/
甘い種の不思議/シンデレラ


<アコースティック>
お嫁においで(ほくちゃま新曲)/眠たい電車/リリー


缶コーヒー/ほら(まあきさん新曲)/カリントボンボン
/オオカミ少女/アイノカラクリ/WOMAN RECORD/
アーチ越えて


<アンコール>
旅の別れ(まあきさん新曲・仮)/最後の夕景色


<ダブルアンコール>
幻想港町



ANATAKIKOUの大阪ワンマン、ソールドアウト。
会場内はぎゅうぎゅうでした。
東京からの遠征で、もちろんシャングリラは初めてだったのですが
一面真っ赤な壁、レッドカーテン、そしてシャンデリア。
ステキなライブハウス。


まず入ってすぐにグッズを購入。
松浦さんのゆるいマレーちゃんのイラスト入りの限定グッズ。
エコバックと長そでTシャツ買いました。あとはパーカーもあったよ。

背中に描いてある図がかなりすごいことになってたりする。
(松浦さんが日記に写真あげてました)


開演前のBGMも、アナタゆかりの曲だったのではなかろうかー。。
ANATAKIKOUの「キャッツアイ」(CDとはイントロが違かった気がする)とか
ディスコディースコもかかったけど、
洋楽が多かった中、薬師丸さんの「探偵物語」がきてニヤリ。


もらったチラシを見ようと、クリアファイルをみたらば
ANATAKIKOUからのメッセージ付きクリアファイル!
これみた瞬間すんごくうれしかった!
今回のプレゼントだそうです。ありがとうありがとう!!!!


さて、こっからめさ長いのでたたみます。
くどいくらい語ってますが、これでもはしょりました(汗)


いつものSEが流れ、メンバー登場。
みんなジャケットを羽織っている。
(藤井さんの黒いジャケットの似合いっぷりは異常!!!)
3人スクラムを組む…、なのに
しきりに客のほうに振り向きまくりの松浦さん(笑)
「おー!」と掛声をかけ、
みんなジャケットを脱いで同じところにかけてました。


藤井さんは白っぽいシャツ。
ほくちゃまはいつもの(!)薄いピンクの服。
松浦さんは赤茶っぽいニット帽に、もっと濃いピンクの服。
なにこの二人ピンク!どんな林家ペーパー!!!



1曲目がいきなり「午後5時の追随画」 ぎゃーす!
聴きたかったベスト3!
イントロの藤井さんドラムがまたいいんだこれ!タムー!
しかし何よりも、
松浦さんがとにかくやる気満々のいい顔いい声で歌っておられてて、
(すっごい声がはねてた。1曲目から)
もうしょっぱなから、今日きてよかった!と涙目わたし。


「ヌルイ雨」これまたたまらん藤井ドラムから
こぶしのきいたほくちゃまボーカル。
そして、イントロの一発目の松浦さんのハモリが
ものっすごくよかった!
また気持ちよさそうにハモってるんだよ松浦さん。


「レモンの涙」
なかなかじらしながら、じらしながらやっと入る松浦さんギターイントロ。
個人的にですね、後半の
「あの娘は永遠にマタドール」んところ、ここで4人全員がうたっているのが
すんごく好きだったりする。


ほくちゃま「名曲やります!夜を突き抜けろ!」
なんというべたなだけどかっこいい言い方をw
間奏のシンセの音は、松浦さんが口で(笑)
「やって!」と言われ、みなぢさんも笑いつつ口で言ってた。


「甘い種の不思議」
キター!!聴きたかったベスト1の曲キター!!!
最初、松浦さんギターのイントロでは何の曲かわからんかったのだけど
ほくちゃま歌いだしで、チョウ鳥肌。これは名曲すぎる。
こういう、ほくちゃまと松浦さんが交互に歌うって曲、
新曲でもあったらうれしいんだけど、と思うのはわたしだけなんだろうか。
エンディングのほう、CDにない歌詞が追加されてて、神秘さ2割増。


つづく「シンデレラ」
これ甘い種〜からの流れがものすっごい圧巻だった。
先週のちょっと安定してなかったシンデレラとはもう、
ぜんぜんうって変わって!
松浦さんの瞳がむちゃくちゃ入り込んでいる綺麗な瞳で
んでもっての歌声、これには見惚れ聴き惚れてしまった。


ここで<<勝手に始まるアコースティックコーナー>>
ワンマンならではの、展開ですな!
まずはほくちゃまの新曲「お嫁においで」
ほくちゃま「もうすぐ35にもなる男がお嫁においで。生々しいです」
いや、もうすばらしいです(笑)
曲もとっても楽しい感じでした。ほくちゃま眉間のしわ満載。
最後、藤井さんのシンバルがジャン!と鳴って終わったんだけど
その瞬間に同時に、松浦さんと藤井さんが見合って笑っちゃってた。
いいなあそういう雰囲気!!!


ほくちゃま、新沼謙治さんの「嫁に来ないか」が大好きなんだそうです。
で、車でかけまくっているから、それしかつながらない、とは松浦さん談。
でも「お嫁においで」だったら、浮かぶの加山雄三のほうじゃね?(笑)


アコースティックコーナーは
「眠たい電車」「リリー」と続きました。ほんと名曲が続いてうっとり。


コーナー終了後、ほくちゃまからのライブ告知。
3月の東京と4月の大阪。
松浦さんからは、会場がぎゅうぎゅうだから、
気持ちみんな前に詰めてください、って(笑)
(ライブ最初のほうでも言ってたんだけど、
ここでも言うってことは、よっぽど後ろすごかったのか)


「缶コーヒー」
この曲、音源になっていない曲の中では
ダントツで一番ライブでやっている(と思う)ので
どんどん色がきっちりしまってきた感じがする。
ほくちゃま臭がね、くるね。(くさいわけではない)


そして、一度もやってない新曲やります、と。
「ほら」
これ、わたし個人的に、
いまんとこ音源になってない新曲たちの中で、一番好きだー。
つかみどころのない感じだけど、ちょっぴり怖いような何か。
みなぢさんコーラスともあってて、
でも一番かっこよかったの
後半で、先に藤井さんコーラスがきて、
かぶさるように松浦さんってところ、ぞくぞくした。


「カリントボンボン」
これも最後にCDにはない、スローな言い回しがあった。
ほくちゃま節炸裂。


このときだったか、
何か言うことある?と、松浦さんがほくちゃまに振って
ほくちゃまが「あー」としゃべった瞬間、
それをおもいっきりぶったぎって、
藤井さんがドラム叩き始めたのがつぼった。
空気読みすぎ藤井さん!(笑)


「オオカミ少女」アレンジ変えていくよー!ときたのがこれ。
これわたしライブで聴くの初めてだったんだけど
ものっそい楽しい!なんて楽しいんだ!!
ここくらいから、お客さんもみんな踊ってた。


「アイノカラクリ」「WOMAN RECORD」
これはもうお ど る し か な い !


はじめてのワンマンでも最後に歌った曲でおわります、と
「アーチ越えて」
だけどなんだか、最後「背伸びして笑う〜」が2回あった(笑)


そんな感じで本編終了。
脱いでいたジャケットを羽織って、退場。


アンコール。いちいち、またジャケットを脱ぐわけです(笑)
藤井さんはプレミアムTシャツに着替えてたー。
それをはずかしそうなしぐさで隠すポーズ!とか、かわゆすぎる…。


「旅の別れ(仮)」
新曲、音源だしてないから今30曲くらいあるんだそうな。
で、その中で、これが一番というわけではないのだけど
いいなぁと思っている曲をやります、と。
雰囲気は、マイガールみたいな感じ。
というかマイガール。最近の松浦さんは
やっぱりそっち系に気持ちが傾いているんだろうか。
良かったんだけど、これからどう色がついていくか、
という部分だろうかな。


ANATAKIKOUの歌は、わたしにはいろんな色に見えるわけですね。
それぞれ黄色とか夕焼け色とか、カラフルな色がみえて、
また音源とライブだと描き方が違うから
色がちょっと変わっていたりするのだけど
そういう点、まだ新曲というのは白い。
これから色に染まるそんなイメージ。


新曲をやったので、もう1曲はなつかしい曲をやります!
イントロでわかってもらおう!…ハードルあげてしまった!
とかそんなやりとりの後、
「最後の夕景色」
ラストの部分、松浦さんがやったことないんだけど
「ラララー」ってみんなで歌おう!と、あおってきたので
お客さん大合唱。
ほんとみんな歌っていたので、
松浦さんもほくちゃまも藤井さんも
みんな顔を見合せて、ものっすごい照れてんの!
そんな姿みたら、歌っているこっちも照れる!
なにこの照れ合っている関係は!!(笑)きゅんとしちゃったよ!


で、退場でまたジャケットを着る、も、みんなそれに忘れてて
藤井さんが「ジャケットジャケットー」て叫んで、着てた。


お客さん拍手鳴り止まず、ダブルアンコール。
出てきた藤井さん、たばこ吸ってた(笑)


「幻想港町」
最初のコーラス難しいけど、これも歌おう!と。トゥットゥー。
みんなで歌ったー。
なんてハッピーな空気だろう!
自分も今回、大阪着のみ着のまま一人旅でもあったので
なんだかとってもジーンとしてしまったよ。


お客さんからも「ありがとう」の掛け声。
それに「こちらこそありがとう」と藤井さん。ステキすぎる。



最後のほうの松浦さんの話で
最初は企画からはじまったバンドで
こんなに長く続けていられるとも思ってなかったし
このバンドで、音楽をやれていることに
すごく喜びを感じている、から
そこにこうやってライブにきてもらえていることが
とってもありがたい、恐縮だって言ってた。


それはこちらも同じで、
こんなに素敵な音楽を聞かせてもらえているのに
それのお礼をもっともっと届けたいとも思うわけですよね。
だからこのライブという空間はものすごい相思相愛なわけなんだな。
そらー、幸せにきまってるがな!!!


それにお互い照れ合っている、
照れ屋さんな関係がまたANATAKIKOUっぽいのね(笑)



あったかくて、せつなくて、とってもきゅんとなった今回のライブ。


欲をいうとしたら、
よりもっと狂気があってもよかったのかなーと。
あったかい中にも混在する狂気、みたいなのがね。
もっともっと狂いたいみたいな。
いい意味ですごくまじめだったので、喫茶リリーの時みたいな
ゆるい時間もちょこっとあってもよかったのかなって。
んでもそれでもあったかくてかわいかったから、まあいいか。


あと自分聴きたかった2位、
同率2位の不思議なイトとニューライトが(くしくも「イト」つながり)
聴けなかったのが無念。近いうちに聴ける機会があるといいなあ。


どこまでもファンというのはよくばりなんですわ。


もっそい長くなった!!!(苦笑)
だらだらえらそうに書いてしまってごめんなさい。
でもほんとにほんっとに笑顔あふれるいいライブだった。
ANATAKIKOUも、みなぢさんも、スタッフさんも、
お客さんもみんな素敵だった!

これからのANATAKIKOU
どういう色を描き奏でてくれるのか、とにかくすんごく期待しています。
ステキな夜をどうもありがとう。